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あらゆる人へ居場所を提供・地域密着型サードプレイス拠点「みんなの実家」

鳥取市南吉方で、サードプレイス拠点事業に取り組む一般社団法人「みんなの実家」さんに伺いました。
「サードプレイス」とは、自宅と職場または学校以外で、自分の居場所となる3つ目の場所という意味です。
地域食堂やフリースクールなど様々な活動に取り組む「みんなの実家」ですが、今回は誰でも自由に使える居場所としてのスペースを中心に紹介します。
建物の様子
面影橋の手前で橋を渡らず左に曲がると、袋川の堤防沿いに昭和レトロな建物があります。こちらが拠点です。玄関先にオレンジ色の看板が出ています。ガラスブロックでできたはめ込み窓がきれいですね。
室内の様子
2025年の現在では入手困難な飾り窓の引き戸に「大広間」と印が付けられています。
その先は八畳二間の和室があり、
入り口から右奥のゆったりヒミツ基地と印の付いた角部屋までが、無料で自由に利用できるスペースです。
開放時間は月〜金の10時〜16時まで、地域食堂や各種イベントがある場合もあります。2階部分はフリースクールになっています。
利用の仕方
みんなの実家の活動の中心は大きく3つです。地域食堂、フリースクール、みんなの広場、今回利用させていただいたスペースはまさに「第三の居場所」と呼ぶのにぴったりの場所です。
畳の座布団にすわったり、ゆったりとしたソファーや縁側に向かう窓を見ていると、自分が子どもの頃のおばあちゃんの家を思い出します。
どんな人でも利用が可能で、赤ちゃんを連れたお母さんから将棋を指しに来るおじいさんまで、幅広く居場所としてもらうことを目指しています。ボードゲームや赤ちゃんのおもちゃ、絵本もたくさん置いてありますよ。
お部屋を利用するときの決まりです。ゴミは持ち帰る、使ったものは元の場所に戻すなどの5項目があります。写真左奥にお湯の入ったポットがあり、自由に使えますが、カップなどはご自分のものを持ってきてください。
様々な取り組み
地域食堂「みなよし食堂」は火、水、金の11時30分〜14時まで開催、メニューはカレーやパスタ、定食などです。
「みんなの広場」とは、誰かが「1日ひろば長」となって、自分の得意なことややりたいことをみんなでやろう!というコンセプトのイベントです。ヨガ教室を開きたい人や、占いをやってみたい人、あるいは料理を作りたい人など、常に自由な発想を受け付けています。
「棚オーナー」は、1ヶ月1,500円で棚の一枠をレンタルして、そこで展示や販売や貸し出しなどやりたいことができるというシステムです。手作りの小物や古本を販売したり、作品を展示したりなどの利用方法があります。
このほか、毎月一回土曜日の夜に「ボードゲームナイト」が開かれたり、子育て交流会が開かれたりなど様々なイベントや集まりが企画されています。
みんなの実家まとめ
「みんなの実家」は、代表の“地域の居場所”を“みんなで作る”という思いによって運営されています。私たちは普段、自宅と職場や学校で多くの時間を過ごします。しかし、そこで自分の居る意味を実感できない人は少なくありません。
サードプレイスは、居場所を必要とする誰かのために開かれた、拠り所の様な場所だと感じます。どんな居場所が欲しいかは人それぞれです。みんなの実家では、様々な取り組みやイベントが開かれます。“こんな居場所が欲しい”という希望があり、“ここなら叶う!”と思った方は、まずみんなの実家を訪れて見てください。
いつどんなイベントが開かれるか、開放時間などについては、みんなの実家公式HPを御覧ください。
お問い合わせ先
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